シダックス「足を引っ張てきたカラオケ事業」
カラオケチェーンの草分け、シダックスが大きく動きました!
カラオケ事業の不振で、2016年4月~9月の中間期(第2四半期)で34億円もの最終赤字を計上。
これに伴い、カラオケ店78店舗を閉店したのです。
そもそもシダックスがカラオケを始めたのは、和食レストランの不振を補う目的でした。その後、レストランをカラオケへ業態展開。
そして、ここにきて社会環境も大きく変化する中、カラオケ店を同業他社に「転貸借」することで、カラオケ事業から不動産事業へ業態転換を図るという大きな決断をしたのです。
しかもこの転貸借は、従業員の雇用を守ってもらう、という条件付き。単なる「居抜き」ではなく雇用を守りつつ、賃料収入というキャッシュフローを生み出す。
このあたりが、シダックス志太勤一会長兼社長の思考回路なのです。
カラオケ「シダックス」、大量閉店の全真相 不採算店を生んだ、不動産契約の失敗(東洋経済オンライン)
この記事自体は、シダックスの取り組みに否定的な見方をしていますが、そうした否定的な側面ばかりではないと思います。
厳しい経営環境の中で、限られた経営資源をどのようにいかし、経営をハンドリングしていくか、そうした極意のようなものを感じ取ることができます。
ぜひご一読ください。
シダックス志太会長の思考回路には、理事長著「経営を強くする会計7つのルール」でご紹介している「キャッシュフロー経営」に通じるものがあります。
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様々な取り組みにチャレンジする姿勢に、多くの学びを得ることができます。
中でも「カリスマ経営者」に学ぶことは多いと思います。
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